
原稿を一通り書き終えたら、
誤字や脱字がないか、わかりにくい表現はないか、
確認する作業に入ります。
文章をチェックして修正することを「校正」と言います。
完璧な原稿を一発で書くことは難しく、
誰が書いても必ず校正の作業は必要です。
校正もライティングの作業の内に入りますので、
どのようなポイントをチェックすれば良いかを、
ここで学習しましょう。
校正のチェックポイント
数値、固有名詞は正しいか
書かれている内容が正しいか確認します。
特に数値や固有名詞、漢字の変換などです。
例えばECサイトで商品の金額を間違えてしまったら、
損害を受けかねませんし、
固有名詞を間違えていたら、読者にも迷惑がかかります。
書かれている内容が正しいかどうかは、
信頼にもかかわりますので、
入念に確認してください。
わかりやすい文章になっているか
わかりにくい文章は、読者にストレスを与え、
特にWEBライティングでは、
すぐにページから離脱されてしまいます。
一文が長すぎないか、テンポが悪くないか、
漢字が多すぎないかなど、
読者にとって読みやすく、わかりやすい文章になっているか、
チェックしましょう。
校正の方法

チェックリストを作成する
校正は細かい作業ですので、
チェックリストを使用するのがおすすめです。
下の項目例を参考に、
チェックリストを作っておきましょう。
チェック項目例
- 誤字脱字はないか
- 表記の揺れはないか
- 固有名詞、数値は正確か
- 引用元、参照元のURLは正しいか
- 表記ルールに合致しているか
- 誤解を生む表現はないか
声に出して読む
できれば声に出して読んでみましょう。
黙読だと読み飛ばしてしまう可能性がありますが、
声に出すと一字一句しっかり読みますので、
リズムが悪い文や、繰り返し書かれていて不自然な文を見つけやすいです。
時間を空けてからチェックする
原稿を書き終えてすぐは頭が疲れていて、
ミスを見逃してしまう可能性が高いです。
そうならないためにも、一旦休憩をしてから
校正作業に入りましょう。
納品まで余裕がある時は、できれば一晩空けてから
校正してください。
書いた直後とは異なり、
自分の文章を客観的な目で見られるようになります。
印刷して読む
余裕があれば、印刷して読むのがおすすめです。
ペンでチェックしながら読み進めることができます。
コピペチェック
たとえ自分では意図していなくても、
他のコンテンツと似たような文章になってしまっていることがあります。
それを防ぐためにも納品前に、
コピペチェックツールで確認することをおすすめします。
無料のコピペチェックツールがあるので、
使いやすいものを探して利用すると良いでしょう。
クライアントから依頼を受けた案件については、
クライアントの方で校正者を定めていることが多いです。
しかし、たとえそうであっても、
納品までに自分の中で「完璧だ」と
思えるぐらいまでに原稿を仕上げておくことが大切です。
そうすることで結果的に、
クライアントから原稿の戻りが少なくなり、
効率的に仕事を進めることが可能になります。
校正作業は緻密な作業になりますが、
ライティングにおいては非常に重要な作業ですので、
今回学習したことを役立ててください。