
SEOを意識したWEBライティングでは、
キーワード選定が非常に重要です。
キーワード選定とは、
コンテンツ作りをするにあたって、
どのようなキーワードなら上位表示を狙えるかを
洗い出していく作業です。
そのキーワードで検索している人が多ければ、
コンテンツを読んでもらえる可能性も高くなります。
逆に検索している人が少なければ、
顧客がいない(市場がない)ということになります。
しかし、ただ検索している人が多いキーワードを選べば良いかというと、
そう単純な話しではありません。
これから2回のページに渡って、
キーワード選定の方法を学習していきましょう。
キーワードの種類
まずは、キーワードには種類があることを知りましょう。
検索回数が多いキーワードを、ビッグキーワードと言います。
ビッグキーワードは、1語からなるキーワードです。
ビッグキーワードにした場合、
上位表示できればかなりの集客が見込めます。
しかし、ビッグキーワードで最初から上位表示させることは、
非常に難しいです。
なぜなら、多くの企業がそのキーワードで上位表示を狙っているので、
競合性が非常に高いのです。
広告を出してでも上位表示させたい企業が多いので、
検索結果を見ても広告が多く表示されます。
そして、その下には大手企業や比較サイトなどがずらりと並びます。
この中に食い込んでいくことは、まず不可能と考えた方が良いでしょう。
その次に検索回数が多いのが、ミドルキーワードです。
ミドルキーワードは2語からなるキーワードで、
検索回数はビッグキーワードよりも少なくなりますが、
キーワードによっては検索件数が非常に多いものもあります。
3つ目は、スモールキーワードです。
スモールキーワードは3〜4語から成る複合キーワードで、
検索回数が少なく、競合も少なくなります。
※スモールキーワードは、「ロングテールキーワード」
とも呼ばれます。
▶︎「キーワードの種類」のまとめ
| キーワードの種類 | 検索回数 | 競合 |
| ビッグキーワード | 多い | 多い |
| ミドルキーワード | 普通 | 普通 |
| スモールキーワード | 少ない | 少ない |
検索意図を読み取る
ビッグキーワードでのコンテンツ作りを避ける理由は、
競合が多いからだけではありません。
ビッグキーワードでは、顧客の検索意図がわからないので、
コンテンツ作りがしづらいことも、理由として上げられます。
例えば、「ドライヤー」はビッグキーワードですが、
このキーワードで検索するユーザーの意図がわかりますか?
ドライヤーを買いたいのか、比較したいのか、
それとも調べたいのか、何を求めているのかが不明です。
それでは、「ドライヤー 乾かし方」ならどうでしょうか。
この人は、ドライヤーの乾かし方を知りたいと言うことがわかります。
さらに「ドライヤー 乾かし方 ロング」だと、よりターゲットも絞られ、
コンテンツも作りやすそうです。

ニーズがわかるキーワード
顧客の検索意図としては、「買いたい」「知りたい」
「調べたい」などがありますが、
カテゴリー別に分けると、よりコンテンツ作りに役立ちます。
買いたい
「買いたい」というニーズがあるキーワードは、
購入につながる可能性が高くなります。
キーワードには「購入したい」という意図がわかるようワードが
入ってきます。
キーワードの例
- ドライヤー 安い
- ドライヤー 送料無料
探したい
「探したい」というニーズがあるキーワードも、
検索後に実際に足を運ぶことが多いので、
購入につながることが多いです。
キーワードには、場所を限定するワードが入ります。
キーワードの例
- カフェ 新宿
- 美容院 池袋
解決したい
「解決したい」と言うニーズがあるキーワードは、
何か悩みがある場合に検索されます。
この場合も、購入や申し込みにつながる可能性が高いです。
キーワードの例
- 免許 取り方
- 染み抜き 方法
調べたい
「調べたい」と言うニーズのキーワードは上記の3つとは異なり、
検索回数は多いですが、
調べたら目的達成してしまうため、
購入や申し込みといったアクションにはつながりにくいです。
キーワードの例
- 〜とは(SEOとは、アフィリエイトとは、など)
スモールキーワードから狙う

上の「ニーズがわかるキーワード」では、
ミドルキーワードで例を挙げましたが、
3〜4語以上から成るスモールキーワードの方が、
より検索意図が明確になります。
そのため、まずは検索意図がわかりやすい
スモール(ロングテール)キーワードで
コンテンツを積み重ねていくのが良策です。
またスモールキーワードは検索数が少ないので、
競合も少なく、上位に上がってきやすいです。
SEO初心者はビッグキーワードを狙いがちですが、
SEO的な観点からも、最初はスモールキーワードから、
コツコツと始めた方が良いでしょう。
その後、ミドルキーワード→ビッグキーワードの順に、
コンテンツを作成していけば、WEBサイトは徐々に成長していきます。
キーワード選定に関して、
キーワードの種類や、狙うべきキーワードについて
解説しました。
次のページでは、WEB上のツールを使った
キーワード選定について学習しましょう。