
キーワードの種類や最初に狙うべきキーワードがわかったところで、
このレッスンでは、実際にキーワード選定を進めていきましょう。
キーワードを洗い出すには、
WEBで公開されている無料のツールを使うのが便利です。
それぞれのツールの使い方を解説するので、
キーワード選定に役立ててください。
グーグルサジェスト
「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」は、
キーワード選定に便利な無料ツールです。
使い方は簡単で、ページの「キーワード」スペースに、
調べたいキーワードを入れて検索するだけです。
例えば、「ドライヤー」を検索してみると、
以下のような結果が出ます。
顧客がドライヤーと一緒に入力するキーワードには、
「おすすめ」「ランキング」「収納」などが
あるとわかります。

この中から、コンテンツ作成に使えそうなキーワードを、
拾ってください。
検索後、「CSV取得」のボタンを押せば、
ファイルのダウンロードも可能です。
キーワードプランナー
キーワードの検索ボリュームを調べる時は、
Googleのキーワードプランナーを使いましょう。
キーワードプランナーを利用するには、
Googleアドワーズの登録が必要ですが、
無料で登録できます。
キーワードプランナーのページに入ると、
「新しいキーワードを見つける」がありますので、
クリックしてキーワード候補を検索してください。
検索結果画面では、指定したキーワードのほかに、
キーワード候補も表示されます。
また、それぞれの「月間平均ボリューム」や
「競合性」も確認ができます。
検索ボリュームが大きいキーワードの中から、
WEBサイトのコンテンツとして書けそうなものを選びましょう。
より詳細な分析をしたい場合は、
右上のダウンロードボタンをクリックして、
ファイルをダウンロードしてください。

Google Trends
キーワードプランナーでは、
現在の検索ボリュームの確認はできますが、
そのキーワードが今後もニーズがあるかどうかはわかりません。
今後のニーズを予測するには、
「Google Trends」を利用しましょう。
Google Trendsの検索スペースに、
調べたいキーワードを入れて検索すると、
過去から現在までの検索回数の推移を調べることができます。
例えば、「ドライヤー」を入れて調べてみましょう。

このグラフを見ると、2015年以降、徐々に増加傾向にあることがわかります。
このように、検索状況が増えている場合は、
将来性のあるテーマです。
増加はしていないが、水平に推移しているグラフも、
ニーズが安定しているということなので、
コンテンツに使用しても良いでしょう。
検索状況が減少しているキーワードは、
将来性が見込めないので、避けるべきです。
注意したいのは、急上昇しているキーワードです。
このようなキーワードは、すぐに急落するものと、
ニーズを保ち続けるものと2通りに分かれますので、
予測ができません。
右肩上がりと水平のキーワードをしっかりコンテンツに取り上げ、
急増タイプを選択する場合はその後に取りかかりましょう。
▶︎まとめ
| 検索状況が増えている(右肩上がり)のグラフ | ピックアップOK |
| 検索状況に変化がない(水平)のグラフ | ピックアップOK |
| 検索状況が減っている(右肩下がり)のグラフ | ピックアップNG |
| 急上昇のグラフ | リスクあり。よく検討、吟味する。 |
また、次のように複数のキーワードを比較することもでき、
どのキーワードを選定するかの参考になります。
ここでは「ドライヤー」「ヘアアイロン」「カールドライヤー」で
検索しています。

キーワード選定の注意点
日本語は、漢字・ひらがな・カタカナがあり、
同じ言葉であっても表記の仕方が異なることが、多々あります。
さらに送り仮名もあり、
例えば「引越し」「引越」のように表記のゆれがあるものは、
検索結果が異なることがあります。
このような場合には検索ボリュームをしっかりと調べ、
多い方のキーワードを選びましょう。
キーワードプランナーで調べると、
「引越し」の場合は月間平均検索ボリュームが1万〜10万に対し、
「引越」は1000〜1万となっています。
このことから、「引越し」の方がより一般的であることがわかります。
自社のWEBサイトのコンテンツ内でも、
表記ゆれがないように(「引越し」と「引越」を混ぜない)
表記方法を徹底しましょう。
2回に渡って、キーワード選定について学習しました。
せっかく良いコンテンツを作っても、
キーワード選定を怠ると、集客が伸びません。
コンテンツ作成前には、
まずはキーワード選定をしっかりおこなうようにしてください。
次のページでは、競合サイトの調査について解説します。