Lesson5-5 競合サイトの調査

SEO対策では、
競合サイトの調査が不可欠です。

ここで言う競合サイトとは、
あなたのWEBサイトが上位表示を狙っているキーワードで、
すでに上位表示されている他社サイトのことです。

競合サイトを研究して、
自社のWEBサイトをブラッシュアップしていきましょう。

コンテンツ作成前の調査

キーワード候補が決まったら、
同じキーワードではどのようなWEBサイトが上位にいるか、
調査してみましょう。

例えば、「タンブラー 人気 女性」で検索してみます。

次のような検索結果が出てきました。

Google 検索結果画面

検索結果画面でチェックしたいポイントは、次の3つになります。

1.専門サイト

もっとも要注意なのは、SEO対策をしていそうな専門サイトの多さです。

上の検索結果で言うと、1番目のサイトが専門サイトになります。

専門サイトの中には、アフィリエイターのWEBサイトもあり、
アフィリエイターはSEOに長けています。

専門サイトが上位にたくさん表示されている場合は、
ライバルが多く、SEOの難易度は高めと判断できます。

2.広告

次にチェックしたいのは、広告が多いか少ないかです。

広告が多いキーワードは、
お金を払ってでも上位表示させたいということです。

つまりこのキーワードは多くの企業が目をつけていますので、
SEOの難易度は高い可能性があります。

2.大手ECサイト

最後のチェックポイントは、大手ECサイトです。

大手ECサイトには太刀打ちできなさそうですが、
諦めることはありません。

品物をキーワードに入れると、
大手ECサイトが必ずと言っていいほど上位表示されます。

ECサイトを避けてクリックする人もたくさんいるので、
大手ECサイトの順位を越せなくても、
WEBサイトを訪問してもらえる可能性はあります。

気になる競合サイトをピックアップ

気になる競合サイトがあれば、
一社ずつ調査してみましょう。

無料WEBツール「SEOチェキ!」では、
「title」「description」「keywords」などの
一覧表を表示してくれるので、
どのようなキーワードでSEO対策しているのか、
わかりやすいです。

またタイトルの付け方や meta description(※)の書き方も
参考になります。

(※)検索結果画面の各タイトルの下に表示されている、
コンテンツ内容の要約が書かれた文章のこと。

SEOチェキ!

コンテンツ作成後の調査

SEO対策も十分におこない、
自分なりにしっかりとコンテンツを作成したはずなのに、
なかなか上位に上がってこないことがあります。

そのような時にも必ず何かしらの原因があるので、
競合サイトと自分が書いたコンテンツの比較をしてみる
必要があります。

ここで比較するポイントは、2つあります。

1.記事が読みやすく書かれているか

あなたが作成したコンテンツが競合サイトに比べ、
全体的に読みやすく書かれているか、
もう一度確認してみましょう。

  • 画像やイラストが適切に配置されているか?
  • 吹き出しや箇条書きなどを用いて読みやすくしているか?
  • 行間を適切に設けているか?

特にLesson4-14-4で習った部分が
しっかりと活かせているか、チェックしてみてください。

2.競合サイトのコンテンツ内容と比較

どうして同じキーワードなのに、
競合サイトは上位表示されるのかというと、
競合サイトの方がユーザーの検索意図を満たしていると、
検索エンジンに判断されているためです。

つまり、あなたが書いたコンテンツは、
まだ不十分な点があるということなのです。

競合サイトの記事と比較して、足りてない部分を探し、
補いましょう。

しかし、競合サイトと同じようなコンテンツ内容にしただけでは、
差を縮めることはできても、上回ることはできません。

競合サイトの内容+αの内容になるように、
記事を作り直しましょう。

キーワードの再調査

競合サイトのコンテンツと差をつけるためには、
読者の検索意図をより深く読み取り、
それを記事に反映する必要があります。

次の2つのキーワードを確認してください。

1.関連キーワードの確認

関連キーワードとは、
ユーザーが検索したキーワードと、関連性が高いキーワードのことです。

検索結果画面の一番下に表示される「他のキーワード」が
それに当たります。

どのようなキーワードがあるのか確認してみましょう。

次の検索結果画面は「タンブラー 女性 人気」で検索した時の画面です。

「他のキーワード」を見ると、
「プレゼント」というキーワードが多いことがわかります。

Google 検索結果画面

再検索キーワードの確認

検索エンジンで何かを探しているとき、
何回も検索し直すことがあります。

再検索キーワードは、その入れ直したキーワードのことを言います。

つまり、検索結果画面に表示されたタイトルをクリックして内容を見たが、
その内容では検索意図を満たせなかったため
再び検索結果画面に戻り、
検索窓に入れ直したキーワードが再検索キーワードです。

再検索キーワードは、「他の人はこちらも検索」と言う部分に
表示されます。

Google 検索結果画面

この時、ユーザーは最初の検索結果では満足できずに、
より自分の意図に近いワードで再検索している
ので、
どのような内容をコンテンツに盛り込むかの、
大きなヒントになります。

関連キーワードと共に読み取れる点としては、
「プレゼント用に探している」
「大人のデザインが良い」
「ブランドもののタンブラーが欲しい」

などがあげられます。

なお、より深掘りしてキーワードを調査したい時は、
自分が使いやすいと思う再検索調査ツールをネットで探して、
利用してみるという方法もあります。


次のページでは、「評価が高いコンテンツとは?」について
解説します。