Lesson4-1 読者を飽きさせないテクニック

Lesson3ではライティングの基礎について学習しました。

基礎を身につけたところで、
Lesson4ではWEBライティングの実践編として、
最後まで読者に読んでもらえるような文章を書くテクニックを
学習しましょう。

まずは、読者を飽きさせないコンテンツ作りについてです。

全てを文章で伝えようとすると、
どうしても読者を飽きさせてしまいます。

そこで、「箇条書き」「会話文」「吹き出し」などを入れて、
視覚的に変化をつけてみましょう。

箇条書き

伝えたい項目の数が多い時は、
箇条書きを用います。

まずは箇条書きを用いない例文を見てください。

当ホテルの客室内には、冷蔵庫、ドライヤー、アイロン、歯ブラシ、
カミソリ、シャンプー、コンディショナー、シャワーキャップ、
タオル、スリッパが備わっております。

同じような項目が続いているので、
何が用意されているのか頭の中で整理がしにくいです。

箇条書きを使ってリライトしてみましょう。

当ホテルの客室に備わっているもの】
◆電化製品
・冷蔵庫
・ドライヤー
・アイロン
◆アメニティー類
・歯ブラシ
・カミソリ
・シャンプー/コンディショナー
・シャワーキャップ
・タオル
・スリッパ

いかがでしょうか。

箇条書きにして、さらに「電化製品」と「アメニティー類」で
分けることによって、見やすくなりました。

このように少し工夫するだけで、
読み手が文章から受ける印象が良くなります。

会話文

小説などを読むとき、
会話文が多いとスラスラ読めると感じたことはありませんか?

WEBライティングにおいても、会話文を入れることで、
イメージが湧きやすくなり、臨場感を出すことができます。

文章に変化が欲しいなと感じたら、
会話文を入れてみましょう。

会話文が無い例文

このホテルは、若い女性からとても人気です。

この文だけでは、どのように人気なのか伝わりませんね。

会話文を入れて具体的に説明してみましょう。

このホテルは、
「ブランドもののアメニティーが豊富でうれしい」
「話題のドライヤーや美顔器が客室に置いてあるから、
買う前にいろいろ試せるのが良い」
と、若い女性に人気です。

若い女性からの体験談を入れることで、
このホテルがどのように良いのか、
客観的に伝わる文章になりました。

このようにWEBで売り込みをする時、
売り込みたい人や、文章を書くライターが「良い」と言っても、
なかなか読者に信用してもらえません。

実際に利用したことのある第三者の声を会話文で入れることで、
信憑性が増します。

吹き出し

「吹き出し」とは、漫画のような表現方法の一つで、
登場人物のセリフや心の中で感じていることを囲った部分のことです。

この表現方法をWEBライティングに応用することで、
コンテンツ内容にメリハリをつけられます。

また、カジュアルなセルフを使うことで、
読者に身近に感じてもらうことが可能となります。

読者を飽きさせない良い方法はないかなあ?

「吹き出し」を使って表現する方法があるよ!

このように吹き出しは、キャラクターとセットで使います。

登場人物の1人を、ターゲットに近いキャラクターに設定すると、
より親近感が湧きやすくなります。

上の吹き出しの場合のように、
悩みを抱えている「ミー子」を読者の代表と考えて、
ターゲットに近いキャラクターに設定すると良いでしょう。

その他、吹き出しを使うときの注意点は次のようになります。

  • 吹き出し内のセリフや思っていることは、短い文章にする
  • 難しい内容は避け、カジュアルなセリフにする
  • コンテンツ全体のメリハリを意識し、多用し過ぎないようにする
  • 複数のキャラクターを登場させる場合、デザインを統一する

吹き出しの設定

WordPressで吹き出しを入れるには、
投稿編集画面で吹き出しが使えるテーマを選ぶだけなので、
まずは投稿編集画面のブロックにないか探してみましょう。

吹き出しが使えるテーマがない場合は、
プラグインを追加する必要があります。

自分が使いたいデザインや性能を比較して検討すると良いでしょう。

WordPressの管理画面「プラグイン」メニューで
インストールしてください。


読者を飽きさせないコンテンツ作りのテクニックについて
さまざまな表現方法を学びました。

もちろん文章は大切ですが、「見せ方」も大切であることが
理解できたのではないでしょうか。

次のページでは、「説得力のある文章を書く」について
解説していきます。