前回までのレッスンでは、SEOの基本やキーワード選定、
競合調査について学習してきました。

特に、キーワード選定はSEO対策をおこなう上で
重要なポイントであることがわかりましたね。

このレッスンでは、SEOの仕上げとして、
良いコンテンツ企画とはどういうものか、解説していきます。

検索エンジンに評価されるコンテンツとは

ほんの数年前まで、SEO対策と言えば、
キーワードをコンテンツ内にたくさん入れたり、
リンクを必要以上に貼ったりと、
検索エンジンの裏をかくような手法が目立ちました。

ユーザーにとって価値の無いサイトでも、
そのような手法を使って上位に表示されることがあったのです。

それを改善するために、Googleはたびたび評価の基準を変更してきました。

今では裏ワザ的な手法は通じなくなってきています。

Googleが評価基準を変えるたびに新たな裏ワザを探していたら、
サイト運営は非常に効率が悪くなってしまいます。

それよりも、Googleが求めているコンテンツを作り、
ユーザーに提供していくことが賢い選択です。

それでは、Googleが求めるコンテンツとは、
どのようなものでしょうか。

ユーザーの役に立つコンテンツ

検索エンジンであるGoogleにとって、
ユーザーはお客様であり、何よりも大切にしているはずです。

Googleがこれからもサービス提供を続けていくには、
有益な情報を提供してユーザーに使ってもらい、
評価してもらわなければなりません。

ですからユーザーが求めている情報を与え、
「役に立つ」と思われるようなコンテンツは、
Googleの評価も高いのです。

前回のページで学んだ、
ユーザーの検索意図を掘り下げて考えることも、
有益なコンテンツ作りの一つです。

Googleは、多くの情報の中から、
ユーザーが求めているコンテンツを選んで提供しますが、
同じようなコンテンツの乱立は、
ユーザーの利益になりません。

ですから、Googleに評価されるのは、
基本的にはオリジナリティの高いコンテンツです。

取材をして作ったコンテンツは、オリジナルコンテンツの
代表例です。

例えば商品説明に、専門家のインタビューを載せることができれば、
その記事の信頼度も高くなるでしょう。

また「お客様の声」などで、
実際の顧客にインタビューをして掲載することで、
商品やサービスを検討している顧客の参考にもなります。

人材を募集しているのであれば、
自社のWEBサイトで「スタッフインタビュー」や「現場の様子」などを
掲載すれば、臨場感のあるコンテンツに仕上がります。

商品を販売するサイトの場合、
商品の説明を入れるだけでは他社と差別化できません。

説明とともに、「体験談」を入れると、
よりリアルに顧客に伝えることができます。

例えばアパレル関係では、
スタッフが実際に着用してみた感想とその写真があれば、
顧客の参考になります。

化粧品の紹介であれば、
使って見た感想や、継続使用して実感した効果などがあると、
わかりやすいです。

このように、あなた自身や会社の人が実際に体験したことを、
オリジナルのコンテンツ作りに役立てましょう。

SEO対策をして上位表示を狙うには、
検索エンジンの評価を得なければなりません。

それには、Googleが大切にしているユーザーにとって、
役立つコンテンツを発信しなければならないことがわかりましたね。

次のページでは、「E-A-T」と「YMYL」について解説します。