
これまでWEBライティングのさまざまなテクニックについて
学習をしてきました。
ライティングの技術を身につけることは、
思っている以上にメリットがたくさんあります。
それは仕事だけではなく、プライベートの時も同様です。
ライティングテクニックがあることで、
人間関係がうまくいったり、
作業がスムーズに進むようになるでしょう。
自分の思いを伝えたり、ものを説明したり、
メールを送ったりする時にも、必ず役立ちます。
これまでライティングテクニックを学んだみなさんは、
今では文章は「相手の立場になって書く」ということを、
理解し、身につけることができたのではないでしょうか。
相手を思いやることができる人は、
会話をしても文章を書いても、人間関係が良好になります。
自分で書いたメッセージを読んで、
「この書き方だと怒っているように感じるだろうか?」
「この内容だと、別の意味にも捉えられるな」
と、相手の立場に立って見直すことができるようになれば、
不要な衝突がなくなってストレスが減り、
周囲のあなたに対する好感度も高まるでしょう。
仕事に、プライベートに応用する
ライティングテクニック
これからみなさんの中には、
自分自身のWEBサイトやブログを運営していく人もいれば、
フリーランスとしてさまざまな会社とつきあいを始め、
仕事を受注していく人もいるでしょう。
プライベートでは、
住んでいるマンションや自治会の役員を担当したり、
お子さんのPTAの役員を引き受けたりすることも、
あるかもしれません。
どのような場合にも、人と関わることは避けられません。
仕事でもプライベートでも、最近では電話よりも、
メールやチャットなどでやり取りをすることが
増えてきました。

文章でのやり取りは、特に相手をよく知らない場合には、
一歩間違えると相手に誤解を与えたり、
こちらの人間性を疑われたりすることにもつながります。
そこでLesson10では、
仕事やプライベートを円滑に進めていくための
メールやSNSでのライティングテクニックについて、
解説していきます。
これまで学んだライティングテクニックを、
日頃のやり取りにも応用していきましょう。
メールやチャットのメリット・デメリット
普段は当たり前のように使っていますが、
メールやチャットでのやり取りは、
電話にはないメリットがあります。
電話の場合、「朝は忙しいだろうか?」「お昼は避けた方がいいだろうか?」
と、相手の都合が気になりますが、
メールやチャットはその点、どのような時間帯であっても
相手の状況を気にする必要がありません。
そして最大のメリットは、
「履歴を残せる」ということです。
電話でのやり取りは口頭になってしまうため、
「言った・言わない」のトラブルが起こりやすくなります。
しかしメールやチャットでのやり取りは、
しっかりと履歴が残るので、
「どのようなやり取りをしたか」ということが後から確認でき、
トラブル発生時にも責任の所在がはっきりします。
一方で、「履歴が残る」というのはデメリットにもなります。
一度送信してしまうと、後から取り消すことはできないからです。
誤送信のミスもありえます。
何か問題が発生し、相手に対して感情的になって送ってしまった
経験はありませんか。
感情的にはならずとも、
後から見直したらキツイ口調だったということもあります。
後悔したところでメッセージは取り消せません。
また、メールではニュアンスの違いで相手に
誤解されてしまうこともあります。
だからこそメールやチャットは、
送信前の確認が必須になります。
柔軟な対応を
普段から連絡手段を「メールだけ」「チャットだけ」と
決めて仕事をしている人も多いでしょう。
しかし、「謝らなければならない時」は、
電話を一本入れた方が相手に気持ちが伝わります。
緊急時にメールやチャットでは、「遅い」ということも。
ニュアンス違いで誤解を与えないか心配な時は、
メールを送信した後、電話で補足した方が良い場合もあります。
仕事でもプライベートでも、
常に相手のことを思いやりながら、
気持ちよく連絡が取り合えるように、
メール、チャット、電話を柔軟に使い分けましょう。
次のページでは、
ビジネスメールを送る場合の基本について解説します。