
これまで学習をしてきましたが、
WEBライティングは具体的にどのような役割があるのでしょうか。
ここまで学習してきた皆さんの中には、
WEBライティングがWEBマーケティングの一部であることに、
気がついている人もいることでしょう。
そこでLesson8では、WEBマーケティングの基礎と、
WEBマーケティングから見た
WEBライティングの重要性について解説していきます。
まずはこのレッスンでは、
「マーケティング」と「WEBマーケティング」をしっかりと理解しましょう。
そもそも、マーケティングとは?
「マーケティング」という言葉は、日常でよく聞く言葉ですね。
しかし、その中身を何となく知っているだけで、
しっかり理解している人は少ないのではないでしょうか。
マーケティングを一言で言うなら、
「売れる仕組みを作ること」です。
「売れる仕組み」と言うと、「販売すること」と思いがちですが、
それは違います。
マーケティングは、ターゲットのニーズを探り、
そしてそのニーズを満たすことができるものを生み出して顧客に届け、
そこから利益を得ることなのです。
つまり、こちらから「買ってください」と販売するのではなく、
そのような仕組みを作ることで、
お客さまの方から「買いたい」と思ってもらえるようにします。
つまり、売り込みをせずとも売れる状態にすることが、
マーケティングです。
WEBマーケティング
WEBマーケティングは、マーケティングの一部です。

「マーケティング=売れる仕組みを作ること」ですので、
WEBマーケティングとは、
WEBを利用して売れる仕組みを作ることになります。
具体的には、
- WEBサイトを中心にマーケティングをおこなう。
- 多くのユーザーに自社のWEBサイトに訪問してもらえるような
施策を打つ(SEO対策) - WEB広告を出稿する。
- SNS、メール、アプリなどを利用して、情報を発信する。
といった内容が、WEBマーケティングになります。
WEBマーケティングの特徴
WEBマーケティングは、従来のマーケティング
(チラシ広告やテレビのコマーシャルなど)と比較すると、
スピーディーなマーケティングが可能です。
ターゲットの反応を見ながら、
問題があればすぐに改善策を練ることができます。
また、テレビや新聞の広告はかなりの費用がかかりますが、
WEBマーケティングは低コストで広告を出せます。
無料の分析ツールなどもあるので、
ほとんどお金をかけずにWEBサイトや広告の効果を分析できます。
さらに、日本どころか世界中の人をターゲットに
商売ができるというのも、WEBマーケティングの魅力です。
一方で、直接販売するのとは異なり、
販売者の顔が見えずらいというデメリットがあります。
みなさんもネットで商品を探している時、
どのような会社が販売しているのか、
気になるのではないでしょうか。
そのため、WEBマーケティングでは
顧客の信頼を得づらい面があります。
たとえしっかりWEBサイトを運営していたとしても、
顧客の信頼を勝ち取るには、
少なからず時間がかかってしまうのが実情です。
また、実際に手に取って見られるわけではないので、
商品の本当の良さ(味や香り、使用感など)は、
直接販売するよりも伝わりにくいです。

WEBマーケティングの目的
多くの人は、WEBマーケティングの目的は
WEBサイトへの訪問者を増やすことだと考えているようです。
もちろん集客は大切ですが、
そこがゴールではありません。
WEBマーケティングの目的は、
こちらが意図する行動をユーザーに取ってもらうことです。
例えばECサイトであれば、
購入していただくことがゴールです。
教室を運営しているサイトであれば、
資料請求やお問い合わせがゴールかもしれません。
こちらが意図する行動を取ってもらうには、
販売者側からの十分な情報提供が必要になります。
そしてあなたやあなたの会社に好感を持ってもらい、
信頼度を高めていかなければなりません。
信頼さえしてもらえれば、
「あなたから商品やサービスを買いたい」
と顧客の方から思ってもらえるような
仕組みづくりができ上がります。
WEBマーケティングでは、
顧客の信頼を得ることが重要であることが理解できましたか。
それでは、顧客の信頼を勝ち取るためには
どうしたら良いのでしょうか。
それは次のページで詳しく解説していきます。