前回のページでは、
マーケティングとWEBマーケティングについて
解説しました。

WEBマーケティングとは、
「WEBを利用して売れる仕組みを作ること」でしたね。

しかし、WEBマーケティングでは、
顧客の信頼を得ることが課題としてありました。

このページでは、「どのように顧客の信頼を勝ち取っていくか？」
について学んでいきましょう。

顧客の信頼を得るには

WEBマーケティングでは、売り手の顔が見えないので、
顧客に信用されにくいことを学びましたね。

さらに、商品やサービスの良さが伝わりづらいという点も
ありました。

この2点をクリアすることが、
WEBマーケティングで成果をあげるポイントです。

あなたが何かしらの商品をWEB上で探している時、
どのようなWEBサイトなら信頼でき、
商品やサービスに期待できるでしょうか。

そのように考えると、答えも見えてきます。

下の表を見てください。

顧客の信頼を勝ち取り、商品やサービスに期待できるWEBサイトと、
そうでないWEBサイトを比較してみましょう。

信頼を得られる、商品やサービスに期待できるWEBサイト	信頼できない、商品やサービスに期待できないWEBサイト

WEBサイトがしっかりデザインされている。	デザインがダサい、古い。
定期的に更新されている。新しい情報がアップされている。	しばらく更新されていない。
代表者やスタッフの写真とメッセージが掲載されている。	代表者やスタッフの写真がなく、販売者の顔がわからない。
会社概要の情報が充実している。	会社概要には代表者の名前と住所しか記載がない。
「お客様の声」などが掲載されており、どのような顧客がいるのかがわかる。	「お客様の声」がなく、どのような人が商品を使っているのかわからない。
他社の商品やサービスより、何が優れているのか記載されている。	他社との比較が書かれていないので、この会社で買うメリットがわからない。
ブログやコンテンツなどが充実している。	ブログやコンテンツなどがなく、全体的に情報が少ない。

Lesson1-1でもすでに学習しましたが、
WEBサイトに掲載される会社情報や商品説明、
企業理念やプレスリリースなどは、
全てWEBライティングなのです。

WEBライティングの重要性が見えてきましたね。

信頼構築のカギはコンテンツ制作

例えばあなたが家を建てることを検討していて、
どの会社が良いか探しているとします。

次のA社とB社では、どちらの方の会社で家を建てたいと思いますか？

A社：家に関する知識、家を建てるための資金調達の仕方など、
家を建てる時に知っておきたいさまざまな情報がWEBサイトに掲載されている。

B社：自社のサービスの説明など、売り込みばかりが目立つ。

ほとんどの人がA社を選択したのではないでしょうか。

顧客というのは、売り込みをすると逃げてしまいます。

特に情報を集めている段階の人に、
ガツガツと売り込みをするのは好ましくありません。

一方で、売り込みはせず、
顧客にとって役立つ情報をたくさん提供していると、
顧客はその会社に親近感を覚えるのです。

何度も情報をもらっているうちに、
信頼感も増していきます。

「この会社は家に関する役立つ情報をたくさん発信しているから、
専門的で頼りになりそうだ」

と感じますよね。

このように、WEBサイトに掲載されているコンテンツは、
顧客と会社をつなぐ架け橋になるのです。

そのためコンテンツは、会社の資産であるとも言えます。

そしてそのコンテンツを支えるのが、WEBライティングです。

画像や動画もコンテンツに含まれますが、
テキスト形式のコンテンツは、WEBライティングのテクニックが
必要になります。

コンテンツの内容に独自性があり、専門性が高ければ、
価値も高くなり、顧客はあなたやあなたの会社に
信頼を寄せるようになるのです。

これまでとは異なり、従来の売り込み型のマーケティングには、
限界がやってきました。

多くの消費者は、売り込みに疲弊しています。

だからこそ、コンテンツによって
ターゲットが必要としている情報を与え、
あなたやあなたの会社に興味を持ってもらうことが、
売れる仕組みを作る第一歩なのです。

Lesson8では、WEBマーケティングにおける
WEBライティングの重要性について解説しました。

マーケティングは、「WEBライティングありき」であることが
理解できたと思います。

Lesson9では、WEBライティングで使える便利なツールとして
どのようなものがあるか解説します。