
WEBライティングの仕事の中には、
インタビューが必要なこともあります。
インタビューをおこなって書かれるコンテンツは、
他にはないオリジナルの原稿となります。
回答者から多くの情報を引き出し、
臨場感のあるコンテンツを作るには、
どのようにインタビューを進めたら良いのでしょうか。
このレッスンでは、
インタビューの準備から当日の流れまで、
スムーズに進めるためのポイントを学習しましょう。
準備
インタビューには事前準備が必要です。
次の項目に沿って、しっかり準備して臨みましょう。
※インタビューする人:インタビュアー
インタビューされる人:インタビュイー
質問リストの準備
インタビュー当日は、話が脱線したり、
必要以上に盛り上がってしまったりと、
必ずしもスムーズに進むとは限りません。
インタビューを円滑に進めるためにも、
質問リストをあらかじめ準備しておきましょう。
質問リストを作成したら、インタビュイーに送付してください。
事前に送っておくことで
インタビュイー側であらかじめ回答を準備できるので、
当日に回答に迷うことが少なくなり、
インタビューの時間を節約できます。
その時、できればコンテンツ(できあがり)イメージもあると良いです。
どのような回答をすれば良いか、イメージしやすくなるからです。
シリーズもののインタビューでしたら、
過去に作成したものを見せるのも良いでしょう。

インタビュイーについて調べる
当日までに、インタビュイーについて調べておきましょう。
WEBサイトやSNSなどをざっと読んで、
経歴や趣味などをあらかじめ知っておくと、
インタビュー当日に役立ちます。
著書がある場合は、
できる限り読んだ方が良いでしょう。
ボイス(IC)レコーダーをチェックする
インタビューは録音することをおすすめします。
聞き取れなかったことを後から聞き直したり、
専門用語を調べ直したりするのに必要です。
ボイスレコーダーの充電や電池が切れていないか、
しっかりチェックしておきましょう。
急に壊れてしまうというトラブルもあるため、
できれば2つあると安心です。
当日
インタビュー当日の準備と、流れを確認しましょう。
服装のチェック
相手への敬意を込めて、
ふさわしい服装をするようにしてください。
清潔感を第一に、オフィスカジュアルやジャケット、
スーツなどでまとめましょう。
インタビュイーは少なからず緊張していますので、
雰囲気を和らげるためにも、
明るい色のジャケットやブラウス、シャツなどが◎。
服装に迷ったら相手に合わせて、
「スーツ」「カジュアル」「ネクタイの有無」などを選んでください。
表情のチェック
第一印象が大切なので、
明るい笑顔でさわやかに挨拶してください。
インタビュイーに「話しやすそうな人だな」という
印象を持ってもらえると、
インタビューを進めやすくなります。

レコーダーで録音する
準備したボイスレコーダーをONにします。
録音を始める前に、インタビュイーに必ず許可を取りましょう。
録音をしているのでメモはほどほどに、
会話に集中してください。
まずはウォーミングアップから
いきなり本題から入るのではなく、
ウォーミングアップをするために、
軽い会話を交わしましょう。
この時、あらかじめ準備しておいた
インタビュイーについての下調べが役立ちます。
例えば、
「◯◯さんのブログ、拝見しました。◯◯に感銘しました!」
などと伝えてみてください。
自分のことに興味を持ってくれていると伝われば、
相手は良い気分になるでしょう。
その後のインタビューもスムーズに進められます。
インタビュー中
インタビュイーが気持ちよく話せるように、
相槌を打ったり、しっかり目を見て聞くなど、
配慮してください。
特にオンラインでインタビューする時は、
大きめに相槌を打つとしっかり聞いていることが
相手に伝わります。
インタビュイーが話している時には、
できるだけ口を挟まず、
自然な会話になるように心がけてください。
インタビューの時間は30分から、長くても1時間までを目安に、
終わらせましょう。
終了後の作業
原稿の作成
原稿の作成はインタビュー当日ではなく、
できれば1日〜2日空けてからおこないましょう。
その方が冷静になり、
より客観的に原稿を書くことができるからです。
原稿ができ上がったらしっかり校正をします。
インタビュイーに原稿確認してもらう
インタビュイーに、書いた原稿を送付しましょう。
この時、インタビューのお礼も忘れずに伝えてください。
チェックしてもらいたいポイントがあれば、
それも伝えましょう。
相手が忙しい場合、後回しにされてしまうこともあるので、
期限も伝えておくと良いでしょう。
ただし、相手の都合もありますので、
余裕を持って期限を設定してください。
公開後の連絡
原稿の最終確認が済み、公開されたら、
インタビュイーに報告をしましょう。
お礼とともに、URLを伝えます。
インタビューでは、インタビュイーに気分良く話してもらえるように、
入念な準備が必要です。
相手に失礼のないように、
インタビュアーであるあなたも、身なりや話し方に気を配りましょう。
Lesson4では、
ライティングの応用テクニックについて解説しました。
WEBライターとして活躍するために役立つテクニックを
たくさん取り上げましたので、
しっかり身につけるようにしましょう。
Lesson5からは、SEOを意識したライティングについて学びます。