Lesson6-1 キャッチコピーの基本

Lesson6では、キャッチコピーについて学習します。

あなたが書いたコンテンツをたくさんの人に読んでもらい、
売りたい商品やサービスをもっと多くの顧客に広めるために、
効果的なキャッチコピーを作る方法を習得しましょう。

キャッチコピーとは

キャッチコピーとは、
広告やDM、販促用のパンフレットなどで、
顧客が最初に目にする大きく表記されたフレーズのことです。

さまざまな広告媒体で必ず見られるキャッチコピーですが、
WEBライティングにおいては、
検索結果一覧に表示されるタイトルや、
WEBサイトやランディングページの各ページのタイトルなどが、
キャッチコピーにあたります。

顧客は、キャッチコピーを見て、
文章の内容を読むかどうかを判断します。

つまり、優れたキャッチコピーを使って
読み手を一瞬で引きつける必要があります。

商品やサービスがどれほど優れていても、
WEBサイトや広告に書かれた文章にどれほど説得力があっても、
まずは興味を持ってもらえなければ売上にはつながりません。

事実、商品やサービス、広告内容は変えずに、
キャッチコピーを変えただけで売上が数倍になることもあります。

▶︎キャッチコピーの役割

  • 顧客の注意を引きつける。
  • 顧客に本文を読みたいと思わせる。
  • 特定のターゲットに働きかける。

色あせないキャッチコピーを作る

あなたはWEBで何か商品を探している時、
一つのサイトだけ見てすぐに購入するでしょうか。

多くの人は即決せず、
めぼしい商品が見つかったとしても、
さまざまなWEBサイトを見てまわり、
レビューなども確認して、
情報を集めてから購入しますよね。

たいていのネットユーザーはそのような行動をしますので、
他のサイトを見てまわっても自分のWEBサイトを
覚えておいてもらえるように、
頭の中に残るようなキャッチコピーを作る必要があります。

それには人の脳を刺激するような、
さまざまなテクニックがあります。

コツを掴んでしまえば、
キャッチコピーを作ることに苦手意識がある人も大丈夫です。

キャッチコピーは「おもしろい！」と思わせるセンスよりも、
コツを学んで効果的なフレーズを作ることの方が重要です。

キャッチコピー作成のテクニックについては、
Lesson6-3から詳しく学習していきましょう。

WEBライティングにおけるキャッチコピー

キャッチコピーは、ターゲットの注意を引いて、
商品やサービスに興味を持ってもらうという役割がありますが、
WEBライティングにおけるキャッチコピーには、
それ以外にも押さえておきたいポイントがあります。

検索エンジンの検索結果には、
ページのタイトルが表示されますが、
このタイトルはSEO対策ではとても重要です。

なぜなら、ユーザーが検索結果一覧を見る時、
「このWEBページは自分の検索意図を満たせるか」ということを、
タイトルで判断するためです。

そのため、タイトルには「キーワード」が含まれていることが
大前提となります。

また、検索結果に表示されるタイトルの文字数には上限があります。

SEO対策を強化するには、キーワードを含め、
30〜40文字にすると良いでしょう。

※タイトルについては、Lesson3-5も復習してください。

▶︎WEBライティングにおけるキャッチコピー

  • SEO対策も意識して作成する。

キャッチコピー作成のポイント

フレーズ選びの考え方

キャッチコピーは限られた文字数の中に魅力的なフレーズを入れ、
顧客の注意を引かなければなりません。

そのため、どんなフレーズを入れるのか、
厳選する必要があります。

文章を構成する上では、
プラスの面、マイナスの面を入れて構成することも大切です。

しかし、キャッチコピーにおいては、
両方入れることは文字数から見ても不可能です。

顧客に訴求したい内容の「プラスの面」のみに焦点を当て、
キャッチコピーに入れるようにしましょう。

ターゲットのことを考える

多くのライターは、おもしろい言い回しや、
言葉遊びを入れたキャッチコピーが
優れていると思っているようです。

しかし、検索エンジンで検索しているユーザーからすれば、
「自分の検索意図は満たせるか」
「自分に利益のある情報があるか」
ということが全てです。

おもしろい言い回しは、
ライターとしての腕の見せどころではあるかもしれませんが、
そのように自分目線のみで考えると、
キャッチコピー作成は失敗してしまいます。

それよりもキャッチコピーを作る時には、
ターゲットのことを具体的にイメージしましょう。

「もしも自分がターゲットなら、
どのようなフレーズならクリックするか？」

「もしも自分がターゲットなら、
どのように説得されたら購入などのアクションを起こすだろうか？」

このように考えてみると良いでしょう。

次のページでは、
WEB上で見られるキャッチコピーについて解説します。